無資格の歯医者さん
内科医でも産婦人科医でも歯医者でも、日本で活躍する場合は医師としての資格がないと仕事をすることができません。何の資格も持たない人が医療行為をすることは法律で禁止されていることです。日本において歯医者として働く人に対して、試験を受けて合格しなければ歯医者をすることができません、という法律ができたのは明治時代の初期の頃だそうです。先進国と言われている国々ではいつの時代からかはわかりませんが、資格があるものしか就くことのできない仕事になっていたと思います。
しかし、今の時代ですら、資格なしでも歯医者をしている人がいる国があることを知りました。テレビでたまたま見ていてその事実を知りました。どこの国かは知りませんが、その国も子供たちはとにかく丁寧に一生懸命に歯磨きをしていました。歯磨きと言っても、日本のように歯ブラシがあって歯磨き粉があってという環境ではありません。木の枝のようなものをしきりに噛むことで歯磨きをしていました。なぜ、必死に歯磨きをするのか、それは資格もない歯医者に治療をされたくないからだそうです。本当に不衛生で、治療は屋外で行われていました。その歯の治療をしていた男性は、自分のおじいちゃんに歯の治療方法などを教えてもらい、職業にしていると話していました。医師ではないですから、歯を抜くにしても麻酔もありません。虫歯を見つけたら思い切って抜く、というのが基本的な治療方法のようです。最終的には歯がすべてなくなりそうな治療法です。こういう話を知ると、本当に私達は恵まれた環境に住まわせてもらっているなと感じます。
歯医者というのは、どうも足を伸ばす気になれずについつい虫歯の治療を後回しにしてしまいがちです。しかし歯があるおかげで、毎日元気に仕事もできて遊びにもいけるのです。歯が痛むのであれば、重い足をひっぱって定期的に歯を診てもらうようにしましょう。
大人の歯は一度抜いてしまったり削ってしまったりすれば元に戻ることはありません。残念ながらその必要がないのにインプラントを進めてくるヤブ医者も存在します。自分のために、本当に信頼できるお医者さんを見つけておきましょう。
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